『女優』待望の映画化決定

日本が誇る国際派女優。独身。日本のみならず、アジアでも人気で各映画賞を総なめにしている。
１０代の頃から、子役として活躍し、映画で主演に抜擢される。１９９本目の映画で、母親役に抜擢される。夏樹と加賀明子は、北京の撮影所で小麗と出会い、加賀が小麗をスカウトする事を承諾。
夏樹は、今まで、"一枚看板"でやってきた為、弟子を取るなどしてこなかった為に、業界や周囲はひどく驚いた。そして、アカデミー賞授賞式の前日、加賀明子が事件に巻き込まれると、夏樹は、ある決断をする……。

父は中国人、母は日本人。日本生まれの北京育ち。母は、生まれた時に他界したと聞かされる。
父は、小麗が思春期の時にガンで他界。その時、父からペンダントを形見でもらう。
そして、それを毎日身につけて生活する。その後、父の妹である叔母と一緒に食堂を経営。
小さい時から女優になることが夢だった。ある日、スカウトされて、女優としてデビューする為に日本へ。映画デビューをきっかけに、色々な人脈とチャンスに恵まれスターダムにのぼりつめるが、アカデミー賞授賞式の前日、ある事件が勃発。今まで、小麗自身も知らなかった"過去"が解き明かされる。

大女優・夏樹奈奈の敏腕マネージャー＆芸能プロダクション社長。２０代の頃から夏樹に付き添い、芸能プロモーターとして徹底的な訓練を受ける。明子の過去は、夏樹とヘアメイクの立木しか知らない。
小麗を北京でスカウトし日本でプロモーションを開始。見事、夏樹と小麗をアカデミー賞受賞させるが、不運な事件に遭遇し、２人の輝かしい姿を見ることなく息を引き取る。